研究内容:連想検索エンジンを利用した卒業研究テーマのデータベース構築

 

研究テーマ『連想検索エンジンを利用した卒業研究タイトルデータベースの構築』

(更新日:2013.10.29)

 

目次

1.はじめに
 -1.1 背景
-1.2 目的

2.研究対象の現状と課題
 -2.1 研究対象の問題点
 -2.2 問題点へのシステム解決案
-2.3 関連サービス

3.使用技術とシステム遷移
 -3.1 連想検索エンジンとPHPとMySQLについて
-3.2 使用技術を利用したシステムの遷移

4.進捗状況
-4.1 進捗状況
-4.2 完成予想図
-4.3 TODOリスト

5.おわりに

6.参考文献


 

1. はじめに

 1-1 背景

1.大学において研究室選択を行い,卒業研究を行うことは4年間の集大成である.

2.その卒業研究を取り組むにあたり,過去の卒業論文は「自分の研究テーマの決定」・「自分の研究の文献」として非常に役立つ.

3.「研究テーマの決定」・「自分の研究の文献」の双方にあたり、初段階で視野を広くし、研究を進めることが望ましい.

4.そのため連想検索エンジン(今まで知らなかった新しい情報を探索するシステム)を用いて、本システムを構築する。

 5.これにより本システムを利用したユーザが過去の卒業論文タイトルを知ることで、研究室を選択・卒業研究テーマの決定において参考になると考えた.


 

■目的

本システムでは神奈川工科大学,情報学部,情報メディア学科生を対象とし,研究室選択,卒業研究テーマ決定を支援するWebデータベースを構築する.
これにより学科生と研究室のミスマッチを避けること、また本システムユーザの卒業研究の文献となる類似した過去の卒業論文探し出すことを目指す.


 

 

2.研究対象の現状と課題

  -2.1 研究対象と問題点

神奈川工科大学,情報学部,情報メディア学科生(以下同学科生)を対象としている。

その同学科生は究室選択を行い,卒業研究を行うにあたりこれらを支援するシステムが少ない。

その問題点を以下の3つにまとめる。

(1) 卒業研究テーマをデータベース化した管理が行われてない,Web上で閲覧できない点

(2)学部生が各研究室を詳しく知るシステムが少ない点

(3)自分の構想している卒業研究に類似している過去の卒業研究を容易に調べられない点

 

 -2.2 問題点へのシステム解決案

(1) の解決案

情報メディア学科の卒業研究は論文として紙媒体で集約されているものを、データベース化してWeb上 にまとめる。これにより過去の卒業研究タイトルの検索の手間が軽減することを予想している。

 

(2) の解決案

過去5年分の卒業論文タイトルをデータベースに格納し、検索ワードに各研究室が何件ヒットしたかを表 示する。これにより検索ワード(自分の関心のあるワード)と関連が高い研究室を表示することが可能   になる。

例:「画像」と検索  →  谷中研究室 7研ヒット | 春日研究室 6研ヒット

 

(3) の解決案

「通常の検索」と「連想検索エンジン」の2つを検索方法を利用する。

用語説明:連想検索エンジンとはコトバの繋がりを元に,今まで知らなかった新しい情報を探索していくため検索エンジンである.[1] 以下の項目で再度説明予定。

 

・「通常の検索」・・・検索ワードに一致した卒業論文タイトルを表示する検索方法

・連想検索エンジン・・・連想検索で得られたキーワードで卒業論文タイトルを表示する検索方法

 

-2.3 関連サービス

「想-IMAGINE BOOK search」と呼ばれる本と連想検索を結びつけてあるサービス[2]

 


 

3.使用技術

(1) 連想検索エンジン

コトバとコトバのつながりを元に、今まで知らなかった新しい情報を探索していくための検索エンジン

(2) PHP

動的にWebページを生成するWebページの制作に用いられるWebサーバーの拡張機能の一つ。ま     た、そこで使われるスクリプト言語

(3) MySQL

MySQLはデータベース管理ソフトの1つである。世界で最も利用されているデータベース管理ソフトの    つであり、WimdowsやUnixといった多くのプラットフォームで動作することが特徴

 

3.1 使用技術を利用したシステムの繊維

■本システムは以下の様なページ遷移をする
無題


 

4. 進捗状況

100%  1.html SQL(php)を使い,HTMLから指定のテキストデータを抜き出す

100%  2.データベースの中身しっかりと決め,データの格納を行う

100%  3.データベースにデータ格納

100%  4.URLの生成&連想検索情報の取得

100%   5.連想検索エンジンを利用した検索結果の正確性を確かめる

100%   6.正確性がなかったら修正,格納データの編集を行う

0%   7.タグ付けを行う

完成画面
検索フォーム

 

検索

 

3

画像

2

 

 評価実験の結果

質問.1 あなたは神奈川工科大学・情報メディア学科の何年生ですか?
質問1.何年生
質問2. 神奈川工科大学の情報メディア学科の卒業論文タイトルをWebで閲覧できる事をどう
    思いますか?
質問2

質問3. 入力ワードに対して予想外の研究室が表示されましたか?
質問3

質問4. 入力ワードに対して関連ワード(左のメニュー)が表示されることをどう思いましたか?
質問4
質問5. レイアウト・操作性についてどう思いましたか?
質問5
質問6. 総合的にみて本システム利用前と比較して、1・2・3年生は研究室選択・セミナー選択の参考になりましたか?また4年生・大学院生・その他の方は研究の参考になりましたか?
質問6
 TODOリスト

0% 卒業論文タイトルに対して、複数のタグ付けを行う


 

5. おわりに

本システムの目的は,
1.利用した情報メディア学科生が研究の方向性を見出すことである.

これに付随して
ページレイアウトは視覚的に分かりやすくする。
検索結果後の卒業研究タイトルに近しい他者の卒業研究へもリンクを設けることを検討している.


 

参考文献

Reflexa|リフレクサ http://labs.preferred.jp/reflexa/

想-IMAGINE Book Search http://imagine.bookmap.info/index.jsp