研究内容:小林 祐介

研究テーマ『待ち合わせ相手にメールを自動返信するシステムの提案』

(更新日:11/19)

目次案
1 はじめに
1.1 背景
1.2 目的
1.3 解決法
1.4 解決法の着眼点
2 メール自動返信システムの概要
2.1 自動返信メール
2.2 位置情報の取得
2.3 セキュリティの考慮
3 システムの実装
3.1 使用技術
3.2 構造
3.3 受信時の処理

3.4 送信時の処理

4 おわりに

1. はじめに

  • 1.1 背景

待ち合わせをしているとき,移動中に相手からのメールを受信することがあるが,

・メールを受信したことに気づかない。
・気付いたとしてもすぐに返事をすることが出来ない。(一度止まる必要があるため。)

といった問題がある。

とくに待ち合わせをしている際には,

・現在位置
・到着時刻

といった,簡単な情報ではあるが早急な返信が求められることが多い。
こういったメールに気付かずに返信しないままでいると相手はこちらの行動がわからず,合流後の行動がスムーズに行えなくなってしまう。

 

  • 1.2 目的

本研究ではメール受信から返信までのプロセスを自動化し,本人が対応できなくても相手の求めるメールを返信できるシステムを提案する。

 

  • 1.3 解決法

目的を達成するためには,

・メールの自動送受信。
・メール内容を解析し、キーワードの有無の確認。
→自動返信するかどうかの判断。
・位置情報の取得、メールに添付。

以上の機能が必要となる。

 

  • 1.4 解決法の着眼点

なぜメールを題材とするか
・利用率が高く、利用していない人はいないといっても差支えない。
・LINEやTwitter等の利用率もかなり高いが
→TwitterではTLに流れてしまい、フォロワーであればだれでも見れてしまう。
→LINEではグループを利用することで限られた人のみに見せることが出来るが、待ち合わせのたびにグループを作るのは手間がかかり、グループの数も膨大になってしまう可能性がある。

2. メール自動返信システムの概要

  •  2.1 自動返信メール

自動返信するメールにはアプリ利用者の現在位置をURL(GoogleMapの地図情報)形式で送信する。

  • 2.2 位置情報の取得,送信

本アプリでは相手に位置情報をURL形式でメールに添付して送信する形式を考えている。
自動返信する際には以下の手順を踏み送信する。

・アプリ利用者の現在位置の緯度経度をGPSより取得。
・送信するメールにはGoogleMapのURLを記載しておきGETメソッドにより緯度経度を挿入。
・メールを自動返信。

  • 2.3 セキュリティへの考慮

本システムは自動返信という特性上扱いを間違えれば見ず知らずの人間に個人情報が流出してしまいかねない。

そのため本システムではそのような事態を避けるため,受信した際メールの送信者が電話帳に登録されている人物かどうかをチェックし、もし登録されていない人物であればたとえ事前に指定したキーワードがメール内に記載されていても自動返信は行わず処理を終了する。

 

3. おわりに
今後やること
・メールの送受信(完了)
・メールの自動送信(50%)
・GPSより緯度経度の取得(完了)
・受信したメール内容の解析
・電話帳に登録されたアドレスの取得(完了)
・試作アプリの作成,テスト

 

参考文献
【1】JavaMail API
http://www.oracle.com/technetwork/java/javamail/index.html

【2】逆引きAndroid入門
http://www.adakoda.com/android/