研究内容:井之川 健太

研究テーマ『Webサービスを利用した広報部のための予定管理システム』
(更新日:2013.12.7)*目次との対応文章を考えています*


■目次

1. はじめに
1.1 情報メディア学科広報部について
1.2 広報部の活動内容
1.3 広報部の予定管理の現状
1.4 問題点と解決方法
2. 使用技術
2.1 GAS(GoogleAppsScript)について
2-2 Googleカレンダー
2.3 スプレッドシート
・スクリプトエディタ
・トリガー
・フォーム
2-4 Googleサイト
・連携
・導入
3. 広報部のための予定管理システムの提案
3.1 システム概要
3.2 予定の取得
3.3活動回数の表示
3.4 入力フォームの情報を保存
3.5 簡単な編集と送信ボタン
4. 評価方法
4.1 評価結果
4.2 考察
5. むすび
6. 謝辞
7. 参考文献


1. はじめに

1.1 情報メディア学科広報部について
本学情報メディア学科広報部(広報部と略す)は,2012年の4月に学生の有志で発足し,活動を続けている.広報部は,神奈川効果大学のホームページに設置された情報メディア学科独自サイトの更新頻度や閲覧数の低迷を改善しようという想いから発足する.

神奈川工科大学 情報メディア学科
神奈川工科大学 情報学部 情報メディア学科 (1)

2011年アーカイブ 10件  (出演・コンテスト8件,学内1件,学外1件)
2012年アーカイブ 21件  (出演・コンテスト9件,学内9件,学外3件) ※学内は講義の連絡が多い
2013年アーカイブ 9件  (出演・コンテスト7件,学内1件,学外1件) ※2013年12月3日現在

1.2 広報部の活動について
2012年4月の発足から半年間は,広報部としてどのような活動を行うかについての会議が開かれ,メディア学科での大学生活の様子を伝えるために,ブログ(D科の日常)を設立する.大学生活やメディア学科に関連したイベント,学生活動の取材を行うようになり,予定管理が必要となる.

D科の日常
D科の日常   ~神奈川工科大学情報メディア学科のブログ~

2012年アーカイブ 14件  (出演・コンテスト4件,学内8件,学外2件) ※6月スタートでOCの記事が多い
2013年アーカイブ 15件  (出演・コンテスト2件,学内5件,学外10件) ※2013年12月3日現在

1.3 広報部の予定管理の現状
発足当時,広報部のメンバーは6名であり,Googleのメーリングリストで送る議事録や直接確認しあうことで予定管理を行っていた.新入生が入学し,広報部の活動を載せたフリーペーパーやブログの紹介を行ったことで,新しくメンバーが加わり21名となる.メンバーが増加したことで,議事録での取材先の確認,活動状況の把握が困難となる.先月の活動,今後の予定の管理が難しく,確認するために手間がかかる.

1.4 問題点と解決方法
Q問題点
・メール通知なので内容の変更ができず,消してしまったり流れる.
・自分の担当以外の予定は把握しづらい.
・会議やフリーペーパー作成のために活動を振り返るときは,そのたびにまとめなければならない.

A解決方法
・情報の置き場をクラウド(web上)にすることで,多くの端末からの編集,情報の共有をする.
・予定を目で見てわかる形で保存し,広報部の活動にあわせて予定を自動でまとめる.


2.使用技術

2.1 GAS(GoogleAppsScript)
Googleの各サービスを統合的に制御するためのスクリプト.必要となる知識はJavaScriptである.準備するものに関して,GASはサーバー側で動く言語なので,ブラウザがあれば利用できる.また,Googleの各種サービスにアクセスするため,Googleアカウントが必要となる.

2,2 Googleカレンダー
Googleサービスの一つ,無料オンラインカレンダーである.予定やイベントの保存,共有や閲覧,通知を行う機能が備わっている.

2.3 スプレッドシート
Googleドライブのドキュメントとして作成できる.縦横に並んだセルに文字や数式を入力し,自動的に計算を行う表計算ソフトの一つで,スクリプトとの紐付けが行いやすい.また,webアプリケーションとして公開するなど,
※スプレッドシートの画像in

・スクリプトエディタ
GASを記述しスクリプトを実行する場所.
※スクリプトエディタの画像in
※ソースコードを書き込む様子in

・トリガー
fanctionで指定した関数を実行するタイミングを設定できる.タイミングを変更したい際に,設定を変更すればいいのでプログラムの変更などを行わなくていい.
※トリガーの画像in

・フォーム
入力フォームの作成,情報収集を簡単に行える.スプレッドシートと連携させることで入力された情報の保存,編集ができる.

2.4 Googleサイト
・導入
Googleアカウントでサイトのドメイン取得,作成,編集ができる.

・連携
※スプレッドシートの連携画像in


3.広報部のための予定管理システム

3.1 システム概要
12月3日、システムの流れ画像
図.3.1 システム概要

広報部のGoogleアカウント,共有したアカウントから予定をGoogleカレンダーに保存.
外部から入力された情報をGoogleカレンダーへ保存.
Googleカレンダーから取得した情報をGASを利用して自動で整理・表示

3.2 予定の取得
Googleカレンダーから広報部の活動にあわせて予定を取得し整理.
予定まとめ 先月と今後
図.3.2-1 先月と今後のまとめ

予定まとめ 半年前まで
図.3.2-3 半年前までの予定をまとめ

3.3 活動回数の表示
半年間の説明の中から活動回数をまとめて表示.
予定のまとめ 活動回数
図.3.3 半年前までの活動回数をまとめ

3.4 入力フォームの情報を保存
Googleフォームとスプレッドシートを連携させる.
イベント募集!(作成中)   イベントリスト
図3.4-1 送信

イベント募集!(作成中)   イベントリスト (1)
図3.4-2 保存

3.5 簡単な編集ボタンと送信
作成のイメージ,結合と送信ボタンのクリック時に動作するようにスクリプトを追加.
3.5結合と送信イメージ
図.3.5 結合と送信ボタン(スプレッドシート編集時)


4.評価方法

4.1 評価結果

4.2 考察


5.むすび

広報部は,発足からまだ1年半と日が浅く,知名度も低いため取材活動についてあまり知られていない.本システムを通して,広報部の予定管理が容易になり,取材先について知ってもらうことで,広報部の活性化につながればよいと考えている.


6.謝辞


7.参考文献

・「Googleを追いかけろ!」<http://googlestyle.client.jp/sheet/class_sheet.html>(2013/10/1)
・早坂清志『Googleクラウドスクリプティング』(マイナビ)pp.78-140
・有江敬寛『GoogleAppsでつくる仕事便利ツール』(マイナビ)pp.46-152
・佐野正弘『GoogleサービスPerfectGuideBook』(ソーテック社)pp110-136


別.行うこと

0%  外部から入力された予定とGoogleカレンダーの連携
60%  閲覧するサイトの作成
0%  評価実験